MINICHAMPS 1/43 Ford Mondeo Turnier 2001

今回はモンデオのワゴンです。

モデル化されているのは2代目の前期型。日本では普通にワゴンという名称で販売されていた様ですが、ミニカーの台座の表記はMondeo Turnierとなっています。どのように読むのでしょう。ターニア?

カラーはサルサレッドメタリックという色のようです。ミニチャンプスは台座に実車の色名が記載してあるところが良いですね。

フェンダーの形状を受けたヘッドライトの処理が特徴的なデザイン。フロントマスクは実車同様に全体的に張りがあってイイ感じなのですが、モールが少々太いようです。

また、ヘッドライトカバーがビン底のようになってしまっていて、見る角度によっては目つきがおかしくなってしまうのが残念。

角度によってはしっかりと内部のリフレクターの形状も確認できます。もったいない!

ヘッドライトカバーのウインカー付近には、実車同様レンズカットが入っています。奥まった位置のウインカーが斜め前からでも視認できるように工夫されているようです。実車のウインカーを確認したことがないのでこれがどれだけ効果を発揮するのかは不明ですが、最近の車の一部には流行りのデイライト等でウインカーが隠れているにもかかわらず、この様な工夫がなされていない車種も見受けられます。このような配慮は是非とも受け継いで欲しいものです。

 

このモンデオワゴンのリアスタイルは非常に魅力的です。4800mmを超える全長によって非常に伸びやかな印象です。また、シンプルで定番の位置に設置されているテールランプですが、よく見ると非常にシャープな造形がなされているため非常におしゃれです。ミニカーではテールランプ周囲のプレスラインが表現しきれていない点や、クォーターパネルの面が若干曖昧になっている点など、少々古さを感じてしまう仕上がりです。

一方、内装は今見てもレベルの高い仕上がりです。

ダッシュボードはシャープな造形で、質感も高いです。また、ラゲッジルームはトノカバーを開けた状態でモデル化されています。閉めた状態でモデル化されたミニカーも多い中、気合が入っています。

裏板もしっかり造形されています。立体感はほどほどですが、細かく彫刻されており雰囲気ある仕上がりです。

 

 

ミニチャンプスのモンデオワゴン。2001年登場のモデルということで、少々古さが出てしまっている点はありましたが、シャコタン化などされていない癖のないプロポーションや、出来のいい内装など、味のあるモデルだと思います。また、劣化も特に見られず、品質はしっかりしていた様です。

 

個人的には特に好きな車なので...願わくば張りのあるボディや、テールまわりのシャープなプレスラインを存分に表現したモデルが1/43で発売されたら嬉しいのですが・・・後期型やSTはまだモデル化されていないですよ、各ミニカーメーカーさん!